夏が終わり、冬に近づくと感じ始める静電気。
乾燥する季節には肌も気になりますが、髪を触るだけで起こる静電気は不快ですよね。
それだけでなく静電気は髪の傷みの原因ですから、できるだけ避けたいところ。
髪の静電気の防止と対策の仕方で、その後の髪にも大きく差が出ますよ。
髪の静電気がなぜ起こるかを知る
髪の静電気に関係するのは、やはり水分。髪も肌と同じく水分を中に閉じ込めて潤いを保っているため、その量が減れば乾燥します。
空気中の水分も少ない季節は髪の内部も乾燥し、静電気が発生しやすくなります。
特に髪のダメージは乾燥させる原因になり、さらに静電気が起こりやすいでしょう。
この乾燥した髪にブラシを使う事で摩擦が起こり、その接触面で電気が発生します。
空気中の電気も影響し静電気が起こるのです。
髪への影響
髪に静電気が起こる事で、髪の表面を保護している「キューティクル」と言う、うろこ状の物が剥がれ落ちてしまう事があり、そうなれば内部の潤いを保つ成分も外へと出ていきやすくなるためスカスカになり、ダメージヘアができあがります。静電気を気にせずに起こしていれば、髪がパサつく原因になるのです。
そして傷みの激しい髪は切れ毛や枝毛、抜け毛になる可能性が高いでしょう。
傷めば傷むほど髪の静電気は起こりやすくなるため、悪循環になります。
髪の静電気、防止方法と対策
髪の潤いが低下する事で起こる静電気。1番の対策は水分を保つ事でしょう。
そのためには、アウトバストリートメントなどで髪を保護する事です。
インバストリートメントも必要ではありますが、洗い流さないアウトバストリートメントは髪を保護する役割もあるため、髪の内部の水分を閉じ込め潤いを保つ事ができます。
さらに髪の表面が整うため摩擦の軽減にもなりますから、静電気防止に役立ちます。
また、ドライヤーの熱からも守ってくれるでしょう。
同じく椿油のようなオイルでも効果があると言われています。
緊急時には、ハンドクリームやワセリンも効果が見込めますが、静電気は防止できてもシャンプーで落とせない可能性もあるため注意が必要です。
シャンプーの見直し
洗浄力の強いシャンプーは皮脂を取り過ぎる可能性と、髪の乾燥起こす原因にもなります。アミノ酸系のシャンプーを使用すれば、皮脂の摂りすぎを抑え、さらに保湿効果もあるため髪の静電気防止の対策になるでしょう。
ブラシやくしの見直し
髪をとかす事で静電気が起こりやすくなりますが、使用する道具によってもある程度は予防が可能です。静電気を起こしやすいブラシは、プラスチックやポリエステル。
静電気を起こさないような対策としてオススメのブラシやくしは木製の物です。
また静電気の防止効果のあるブラシと言う製品もあるため、試してみるのも良いかもしれません。
まとめ
髪の静電気防止にはいくつかの対策が考えられますが、1番必要なのは髪の水分保持。潤った髪をキープできれば静電気の防止になり、さらにはダメージ予防にもなるでしょう。
しっかりケアし、いつでもしっとりとしたツヤのある髪を目指しましょう。